市民挙げておもてなし―ひたちなか市

陸上競技は全種目を実施

 茨城県の県庁所在地・水戸市の北部に隣接するひたちなか市。太平洋に面している好立地ということもあり、多くの観光客が訪れている。いきいき茨城ゆめ国体でもその集客力を生かし、多くの競技が開催される。水泳(アーティスティックスイミング、競泳、飛込)、陸上競技(全種目)、サッカー(女子)、バレーボール(成年男女、少年男子)だ。

このうち、水泳は会期前実施競技のためすでに終了したが、残りの3競技は今まさに行われている。サッカーは同市中央部の市総合運動公園陸上競技場及びスポーツ広場で9月29日から、バレーボールは市総合運動公園体育館など3会場で10月2日から、陸上は市北部の笠松運動公園陸上競技場で10月4日から行われる。どの会場へもJR勝田駅より無料のシャトルバスが運行しており、観戦に行く際はぜひ利用してもらいたい。

 

常陸牛メンチなど無料グルメも

ひたちなか市は、おもてなしもすごい。競技開催中はいつ、どの会場でも、地元の団体や企業が、郷土料理やひたちなか市の食材を使用した料理などを無料でふるまっている。「しょうゆプリン」や「常陸牛メンチ」など、普段お目にかかれないようなグルメが多数用意されており、国体に食べる楽しみも添えてくれている。

笠松運動公園では「ラッキー広場」では、茨城県の飲食物、特産品、記念グッズなどの販売ブースや協賛企業などのPRブースが設けられている。ステージイベントでは納豆で一躍有名になったゆるキャラ「ねば?る君」や、茨城出身のお笑いコンビ「カミナリ」のお笑いライブなども開催されており、県外から訪れる客を数々のイベントとおもてなしで迎えている。


炬火イベントで市民にも熱気

 国体の盛り上がりは、大会の開幕前から市民に届いている。今年8月には「ひたちなか市炬火(きょか)イベント」が開催され、多くの市民が集まった。炬火とは松明のことを指す。国体では開会式で点火される炬火を県各地から採火しているため、ひたちなか市でも採火が行われたのだ。イベントでは、炬火集火式にて、那珂湊地区の火と勝田地区の火を合わせることで「ひたちなか市の火」が誕生。それを大谷明(おおたに・あきら)市長と市民が一緒になってリレーで繋いだ。行政だけでなく、市民も一緒になって盛り上がりを見せているひたちなか市。選手たちの熱い戦いはもちろんだが、こうした市民の熱気も肌で感じてみたい。


筆者:早稲田大学 中島和哉