環境活かし3競技開催-大洗町

■決勝開催競技

9/16 ビーチバレー少年男子・少年女子(大洗サンビーチ特設会場)

9/30・10/1 ゴルフ成年男子(大洗ゴルフ倶楽部)

 

豊かな自然の中で

太平洋に面した美しい町。大洗町も、いきいき茨城ゆめ国体の実施会場だ。地域の自然や環境によく合った3競技の開催が決定した。

まずはビーチバレーで、特設会場が設置されたのは県内有数のレジャースポットである大洗サンビーチ。環境省の「快水浴場百選」に選定された同地は、日本初のユニバーサルビーチとしても有名だ。水陸両用車いすの無料貸し出しやライフセーバーの充実など、誰でも楽しめる工夫が随所になされている。競技は9月13~16日の4日間。会期前競技として開会式より早く開催されたため、大洗町国体推進室の広報SNSでも国体全体とは別にカウントダウン日数が強調されるなど、大会を引っ張る特別な盛り上がりを見せていた。

第2はゴルフ。大洗町で行われるのは成年男子の部だ。9月29日と10月1日の2日間、笠間市が会場となる少年男子の部、女子の部と同じ日程で実施される。会場は大洗ゴルフ?楽部。観光客に人気のアクアワールド茨城県大洗水族館から徒歩30分ほどの場所に位置している。国内屈指の難関との呼び名も高い名門ゴルフ場は地域振興と自然環境保全の両立を目指して建てられ、シーサイドリンクスとよばれる海に面した砂丘地のコースを持つ。豊富な松林が空中にまでトラップを張る個性的な設計が魅力である。2009年には世界トップ100コースにも選出されたこの場所で、どんな戦いが繰り広げられるのだろうか。

最後はレク・クロッケー。ゲートボールに似ているが、審判を置かず、競技者同士がコミュニケーションを取りながらゲームを進める。ビーチバレーとゴルフが正式競技であるのに対し、こちらはデモンストレーションスポーツ。記念大会が開かれたほか、県内在住者に楽しんでもらう機会を作ろうと、町内のイベントで体験会なども催されていた。9月21日に競技が行われた大洗総合運動公園陸上競技場は、町で老若男女に親しまれるスポーツの場だ。青々とした天然芝で、参加者を爽やかに迎えた。

(バリアフリービーチでフラダンスを楽しむ様子【写真;時事通信フォト】)

 

誰もが主役

競技開催の前段階から、町全体で準備に当たっている様子がうかがえた。国体のシンボルである炬火(きょか)には、町内の小・中学生が関わった。全ての町立学校で採火イベントが行われ、生徒たちの思いが集まった。国体公式キャラクターの「いばラッキー」も、幼稚園なども含めた施設訪問を重ね、国体ダンスを踊るなど生徒と一緒になって国体ムードを盛り上げていた。

この町の、町民との丁寧な対話が垣間見えた一幕がある。8カ月前、中央公民館入り口で、いばラッキーのパネルがお披露目された。町の実行委員らによる手作りというパネルは、大きさ130センチの見応えのある仕上がり。広報SNSにも写真が上がり、楽しげな雰囲気を演出していた。ところが、その翌日、パネルにある変更があった。大洗町のイメージキャラクターである「アライッペ」が、いばラッキーの足元に加えられたのだ。パネルに対し、「大洗感がない」という町民の声がきっかけだった。地元名産のシラスやハマグリ、潮干狩り用の熊手など、大洗町の魅力が詰まったアライッペ。国体のお祭り感に大洗らしさが加わり、パネルはより特別なものになった。

「誰もが主役!最高の思い出を大洗で」。国体に向け、大洗町が掲げたスローガンだ。地域一体となって大会を応援し、住民の声に寄り添って準備を進める。そんな大洗町だからこそ、町民一人ひとりが積極的に国体に関わっていけるのではないだろうか。活躍する選手、大会を盛り上げる観客、そして準備とサポートを進める町の人々。大洗町では、「誰もが主役」なのである。

 

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大洗町国体特別ページ:

http://www.town.oarai.lg.jp/viewer/genre2-580_3.html

大洗町国体推進室広報Instagram:

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大洗町国体推進室広報Facebook:

https://www.facebook.com/kokutai.oarai/

  

筆者:早稲田大学 犬飼朋花