水郷ならではの3競技開催-潮来市

 決勝競技:9/11オープンウォータースイミング(潮来市潮来市特設OWS会場)、9/29トライアスロン(潮来市潮来市特設トライアスロン会場)、

10/4~7ボート(潮来ボートコース)

 

水郷で知られる潮来市は、茨城国体で水泳のオープンウォータースイミング、トライアスロン、ボートの会場となった。場所は常陸利根川とその周辺。オープンウォーターは会期前開催競技として9月11日、ボート会場でもある市立ボートセンターの付近に作られたコースで実施された。トライアスロンは常陸利根川と日の出地区にコースが設営され、9月29日の開催。ボートは10月4日から7日まで行われる。

オープンウォーターは東京オリンピックでも実施されるが、国体では2016年の岩手国体で初めて正式種目となった。プール競技とは違い、自然の海や湖、川で泳ぐ。東京五輪では10キロの距離だが、国体は5キロで争う。

トライアスロンはスイム(海や川、湖での遠泳)、バイク(自転車)、ラン(長距離走)の3種の競技を連続して行うハードな耐久レース。各種目の距離は大会によって変わるが、国体ではスイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロで実施される。

ボートは進行方向に対して背中を向けてオールを漕ぎ、ボートの先端がゴールラインを通過したタイム順に順位を決定する。国体では1000メートルのコースで、4種目を競う。1人が使うオールの数と艇を漕ぐ人数で種目が分かれており、1人が1本のオールを使うスウィープ種目である舵手付きフォア(漕ぎ手4人と舵手1人)と1人2本のオールを使うスカル種目の舵手付きクォドルプル(漕ぎ手4人と舵手1人)、ダブルスカル(漕ぎ手2人)、シングルスカル(漕ぎ手1人)がある。

 

潮来市は国体の準備をどう進めてきたか。潮来市教育委員会生涯学習課国体推進室の永山由治さんに話を聞いた。インタビューは以下の通り。

 

-市民とともに、どのように国体の準備を行ったか

市民協働の取り組みとして、会場で活躍いただくボランティアの募集を行った。200名の募集に対し、300名を超える応募をいただき、地域の皆さんの関心の高さを感じた。潮来市らしいおもてなしで、全国から訪れる皆さんをお迎えしたい。子どもたちとの関わりとしては、選手、監督を花でお迎えするため、歓迎メッセージを記入したプランターにより、花を栽培していただいています。選手を応援する47都道府県分の手作りのぼりも作成していただいた。大会当日はエイドステーション(給水所)や選手サポートなどの競技補助員として、市内の中・高校生に携わっていただく予定。また、開催競技を子どもたちに知ってもらう取り組みとして、学校で出前講座を開いた。トレーニングマシンによる競技体験を行い、ボート競技の模擬レースなども楽しんでいただき、競技を身近に感じていただけたと思う。当日は市内の小・中学校全校に参加いただき、学校観戦として、たくさんの子どもたちが選手のみなさんを応援します。

 

-オープンウォーターは国体で初の河川開催。

 選手の安全や利根川の川幅を考慮したため、海に比べるとやや細長いコース設定になったが、プラス効果もある。潮来市開催の3競技は、いずれもボートセンター周辺がメイン会場。同一会場周辺で複数の競技を開催することで、他の競技で使用する機材を活用することが可能となり、効率的な競技運営を行える。その効果の一つとして、ボート競技で使用するポンツーン(浮桟橋)を活用することで、オープンウォーターは国体では初となるスタンディング(飛込み)スタートを採用することになった。

-来訪者に向けた取り組みは。

観戦に訪れる皆さんに潮来市を楽しんでいただくため、観光スポット・見どころなどを紹介する観光ガイド・観戦ガイドの作成や、各地を訪問してもらえるようスタンプラリーなどの企画も予定している。また、旅館組合や観光協会では、宿泊者向けにポストカードなど国体オリジナルのノベルティ作成にも取り組んでいただいている。競技観戦だけでなく、潮来市の観光名所・特産品などを楽しんでいたき、また再び訪れてみたいと感じていただけるよう、おもてなしの心でお迎えしたい。

(潮来市国体ポスター【写真提供:潮来市】)

 

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筆者:早稲田大学 菊池廉