市全体で盛り上げる-鹿嶋市・桜川市

■決勝開催競技

[鹿嶋市] 9/29~10/3 サッカー成年男子、少年男子(県立カシマサッカースタジアム、ト伝の郷運動公園多目的球技場、北海浜多目的球技場、新浜緑地多目的球技場、高松緑地多目的球技場)

[桜川市] 10/4~10/7 ライフル射撃(茨城県営ライフル射撃場、桜川市岩瀬体育館ラスカ)

 

サッカーのまち、国体と五輪で活性化-鹿嶋市

鹿嶋市では、サッカーの成年男子と少年男子が5会場で開催される。同市は1991年の鹿島アントラーズ設立、93年のJリーグ開幕を機に、サッカーによるまちづくりを行っており、Jリーグ最多タイトルの20冠を誇るアントラーズのホームタウンとして広く知られている。今年の国体を成功させた先には2020年の東京五輪が控える。国体会場の「カシマサッカースタジアム」は、東京五輪でもサッカー会場の一つ。鹿嶋市はより一層まちづくりを活性化させていく大きな機会として捉えている。国体と五輪。この両チャンスを逃さずに、「スポーツのまち 鹿島」をどこまでブランディングできるかに注目だ。

また、鹿嶋市ではすべての小学校の児童が国体のイベントなどに参加することや、公立・私立すべての中学校の生徒会と連携し、生徒主導で企画・運営する「鹿嶋の元気創出プロジェクト」を実施するなど、幅広い層で国体を盛り上げている。

 

ライフル競技を広める取り組み-桜川市

(2017年より電子化されたライフル射撃場【写真:金岡知世】)

桜川市では、ライフル競技が2会場で開催される。マイナースポーツとして認識されているライフル競技を広く伝えるために、10月からテレビ放送で始まるアニメ「ライフル・イズ・ビューティフル」のイラストを国体のポスターに取り入れることで、若い世代の認知度を上げる取り組みを行っている。

また、桜川市は筑波山をはじめとした山々がそびえており、春にはその山々に一本一本、色も形も異なるヤマザクラが咲き誇る。「桜川のサクラ」として国の天然記念物に指定されている桜もあり、自然豊かな地域として知られている。ぜひ、周りの自然にも注目してほしい。さらに、県営ライフル射撃場がある真壁地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「真壁の町並み」があり、近世以来の古い町割りが残っており、蔵や門などの歴史的建造物が息づいているので、ぜひ試合の合間に立ち寄ってほしい。


筆者;明治大学 内山 嶺