牛久大仏

◎国体観戦の折に茨城観光は

国体観戦で茨城県を訪れたら、観光にも羽を伸ばしてはいかがだろう。茨城で観光名所の一つとして挙げられるのは、世界最大の青銅製立像としてギネスブックにも認定されている牛久大仏。車なら圏央道阿見東インターチェンジから3分で立ち寄れる。学生記者も牛久大仏を訪ねてみた。


◎牛久大仏の注目ポイント

最初に目を引くのは、何といっても高さ120メートル(台座含む)の巨大な大仏立像。奈良の大仏は高さ約18メートル、鎌倉の大仏は同約13メートルなので、突出して高いことが分かる。120メートルという高さは阿弥陀如来の十二の光明にちなんだものという。下から見上げると阿弥陀如来の尊形を楽しむことができるが、見ものは大仏の胎内で体験できる阿弥陀如来の世界。中は5階に分かれており、それぞれの空間をめぐりながら最上階(地上85メートル)までエレベーターで上がることができる。

▲牛久大仏の足元にいるのは学生記者。スケールの大きさが分かる。


◎牛久大仏の胎内とは 五つの階を紹介

1階は「光の世界」。まず大仏の胎内に入ると煩悩を表す暗闇に包まれ、次に慈悲を表す一筋の光が入場者を導く。奥にあるのは「観想の間」といって浄土の世界を思い描く空間となっている。暗闇と光のコントラストが織りなす幻想的な空間は、SNS映え間違いなし。館内は、特別な展示物を除き撮影可能なので、フォトスポットとしても楽しめる。

▲牛久大仏は完成から27年の新しい大仏。胎内は映像技術を駆使した斬新な空間だった。


2階は「知恩報徳の世界」。阿弥陀如来の報恩感謝をこめて写経体験ができる。紙や筆、すずりは備え付けてあるので、写経をしてみたい人は気軽に体験できる。また、写経席には阿弥陀如来の教えがイラストとともに掲示されているので注目してほしい。

3階は極楽浄土を示す「蓮華蔵世界」。約3400体の胎内仏が壁一面に埋め尽くされた金色の世界は圧巻だ。毎日朝夕には読経が響き厳かな空間を演出している。

4、5階は「霊鷲山の間」。ここには仏舎利(釈迦=しゃか=の遺骨)が安置されており、実際に参拝することができる。また、地上85メートルの展望台からは東西南北が見渡せ、天気のいい日には東京スカイツリーや富士山も見える。

▲展望台からはセーリング会場の霞ケ浦も見える


牛久大仏を中心とした園内は、四季折々の風景も楽しめる。4月上旬から中旬にかけて桜と芝桜が、4月中旬から5月下旬にかけてポピーやかすみ草が咲き乱れる。秋にはコスモスが満開を迎える。他にも、初詣や万灯会などの年間行事や、動物とふれあえるイベントなどもりだくさん。魅力いっぱいの牛久大仏をぜひ訪れてはいかがだろう。


筆者:中央大学 生井瑞季