地元茨城の決勝進出に沸く会場ーハンドボール

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10月7日、坂東市総合体育館で行われたハンドボールの成年男子決勝。ハンドボールは6人のコートプレーヤー(CP)とゴールキーパー(GK)の1チーム7人で行われる。スピード感のある試合展開と激しい接触プレーが特徴で、「空中の格闘技」と評されるほどだ。また、テンポあるパス回しから繰り出される多彩な攻撃も魅力の一つだろう。今回の決勝に駒を進めたのは3連覇を目指す埼玉と開催県の茨城だ。埼玉は日本リーグの強豪・大崎電気の単独チーム。対する茨城は選抜チームで、大学生らのほかに大崎電気に所属する選手もいる。会場は地元茨城が決勝に進んだとあって、立ち見客が出るほどの大盛況。地元の高校生による吹奏楽の応援と「いばらき!」コールに包まれる中、茨城は善戦したが、埼玉の力に屈し、地元優勝は成らなかった。


茨城、攻撃かみ合わず

(地元茨城の決勝に大いに盛り上がる会場)

スローオフは埼玉から始まり、いきなりのスカイプレーとなる。これを茨城のGK木村昌丈(大崎電気)がファインセーブで止めると、勢いづいた茨城は速攻で2点を先取した。しかし、埼玉にすぐ反撃を許し、3-3から逆転を許す。攻めてはセットプレーがかみ合わず、得点につながらない。その間、速攻主体の相手に着実に得点を重ねられ、前半21分には8点差以上をつけられてしまった。応援席は負けじと声を張り、茨城の選手たちを励ます。その甲斐あってか前半終了間際には松岡寛尚(法政大)のミドルシュートなども決まり、点差を詰めた。しかし、追いつくことはできず、11-19とリードされ、前半を折り返した。


埼玉に完敗 茨城は準優勝で国体を終える

後半、茨城は大学生主体に切り替え、巻き替えしを図った。序盤に河原脩斗(日本体育大)が鋭い角度からシュートを決めると、応援席も盛り上がった。しかし、中盤にまさかの失速。フィジカル面で勝る埼玉にシュートを阻まれ、ゴールネットを揺らせない。相手に完全に主導権を握られ、6連続失点を喫するなど一気に引き離された。善戦はしたものの、25-38で敗北。一方の埼玉は3年連続12度目の優勝を飾った。

地元茨城の優勝はかなわなかったが、両チームの激しい攻防や迫力満点のプレーに会場は大いに盛り上がったことは確かだ。茨城県の工夫ある国体の盛り上げぶりは来年の鹿児島国体に良いバトンを渡せなのではないだろうか。


筆者:早稲田大学 高橋さくら