国体開催で新設―茨城県営ライフル射撃場

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一面に広がる田の奥にある山を登っていくと、周りの風景からはかけ離れたきれいな建物がある。茨城県桜川市真壁町の茨城県営ライフル射撃場。木々に囲まれた同地で行われるのが茨城国体のライフル射撃だ。茨城県ライフル射撃協会の理事として、施設の管理・運営に従事し、茨城県ライフル射撃協会理事である古谷健さんに話を聞いた。

県営ライフル射撃場は、国体開催に向けて2017年に新設された。なぜこのような山奥に施設を構えているのだろう。そこにはライフル射撃ならではの理由があった。

ライフル射撃は銃を扱う競技。銃規制が厳しい日本では、銃を扱うには特別な免許が必要だ。施設には銃の保管庫もあり、持ち出しを禁止している。安全面も担保しなければならない。そのため誰もが行きやすい場所にあり、競技の認知度が上がりすぎることも良くない、と古谷さんは話した。

 

モンゴルが五輪キャンプで利用

一方で、オリンピック競技でもあるライフル射撃の選手強化を目指し、ジュニア世代の育成も行っているという。その一人として古谷さんは多田尚克さんの名を挙げた。ジュニア世代を指導している多田さんは以前、モンゴルのライフル射撃ナショナルチームのコーチも務めていた。その縁で、国体開催後はモンゴルのチームが桜川市に東京五輪前の調整として事前キャンプをしに来るという。もちろん、その練習場所が県営ライフル射撃場だ。

 

国体開幕前に他県選手も調整

どのスポーツでも会場によって競技する感覚が違うように、ライフル射撃も射撃場によって調整の必要があるという。実際、国体が開催される2、3週間前から県営射撃場に他県の選手が多く訪れた。取材に行った日も何人かの国体選手が調整を行っていた。

ライフル射撃は国体で盛り上がるだろうか。注目したい。


 

(2017年に新設茨城県営ライフル射撃場)


筆者:早稲田大学 金岡知葉