現役大学生記者が詳しく知りたい競技まとめ ~水球編~

■水泳(水球 女子・少年男子)アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301331


基本ルール

1チーム7人(うち1人はゴールキーパー)ずつの2チームが、ハンドボールのように相手のゴールにサッカーボール大のボールを投げ込んで得点を取り、そのゴール数を競う。胸より下はほぼ常に水中に入っており、審判から反則行為が見えづらい。また、つかむ、蹴るといった行為が意図的でなくとも日常的に発生することから「水中の格闘技」と呼ばれている。

試合は多くの場合、競泳で使う2㍍以上の深さがある50㍍プールを使い、コートのサイズは基本的に縦30㍍(女子は25㍍)、横20㍍で、ゴールのサイズは幅3㍍、高さ90㌢。試合時間は正味8分を4ピリオド行う。試合時間を計測する時計を「8分計」といい、「0:00」になるとブザーが鳴り、ピリオドが終了する。ファウルやゴールなどによって試合が止まると、8分計はストップされる。1ピリオドと3ピリオドの終了後に2分間の休憩、2ピリオドの終了後にはハーフタイムと呼ばれる5分間の休憩がある。ハーフタイムにはコートチェンジをする。

水球はバスケットボールのように攻撃時間が決められており、30秒以内にシュートを打たなければならない。「水中の格闘技」とよばれるだけあり、激しいボディーコンタクトがあるため、ファウルが試合の流れを変えることが多い。

ファウルには2種類あり、「オーディナリーファウル」と「パーソナルファウル」に分かれる。オーディナリーファウルは攻防上起こる軽微な反則で何度犯してもよい。パーソナルファウルは競技の進行に大きな妨げとなるファウルのことをいい、この判定を受けたら一定時間プレーできない。つまり、そのチームは1人減った状態でプレーしなければならない。これを「退水」という。退水を3回するとその選手はその後、プレーできない。これを「永久退水」、略して「永退」という。また、パーソナルファウルにはサッカーのレッドカードのように一発で永退となるケースもある。パーソナルファウルの中には相手チームにペナルティーシュートが与えられる「ペナルティーファウル」がある。これは、その反則がなければ得点できたと予想されるときに判定されるもの。ペナルティーシュートを得たチームは誰か1人がゴールから5㍍の位置で、審判の合図により動きを止めることなくシュートをする。

 

順位・勝敗の決定方法

試合は、選手全員がゴールラインに頭をつけた時点でレフェリーが笛を鳴らし、コート中央に放たれたボールを奪い合う形で開始される。競技中、両手もしくは握り拳を使用してはいけない(頭や足は使用してもよい)。得点は、ゴールポストを結んだ線をボールのすべてが超えると認められ、1ゴールに1点。4ピリオド終了時に総得点が多いチームの勝利となる。選手交代は試合中でも随時(再入水ゾーンを使用し)自由だ。4ピリオド終了時同点の場合は延長戦またはペナルティーシュート戦、もしくはその両方が勝負を決める。延長戦は3分を2ピリオド行う。

 

水球の歴史

20世紀初頭に欧米から伝わり、1925年に第1回日本選手権が開催された。オリンピックにおける初出場は、1932年のロサンゼルス五輪であり、4位に位置付けた。1964年の東京五輪にも出場し、直近のリオデジャネイロ五輪は32年ぶりの出場で会った。

 

国体でのルール

国体では少年男子と女子が実施される。少年男子は16チームによるトーナメント戦。女子は12チームが3チームずつ4組に分かれた予選リーグを行い、各組1位がトーナメント戦の準決勝に進出する。


筆者:早稲田大学 菊池廉