茨城県出身の大久保は5位入賞 –水泳(飛板飛込 成年男子・成年女子)

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9月16日に山新スイミングアリーナで行われた飛板飛込成年女子決勝に茨城県代表の清水咲(筑波大学)が予選4位で進出。茨城県勢として初の表彰台を狙うも結果は奮わず。決勝9位で大会を終えた。大会は鳥取県代表の三上紗也可(米子DC)が合計339.65点で優勝、準優勝は富山県代表の長澤明生が合計265.90点で幕を閉じた。

一方、高飛込成年男子決勝に進出した茨城代表の大久保柊(筑波大学)は396.90点で5位で大会を終えた。


茨城・清水は8位入賞に一歩届かず

「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と目を赤らめながら一言目を発した。全5回の演技でエビ型の姿勢で飛び込みを行った清水。1回目の演技では「一回転多かったんですけど減らしました」と難易度を下げての演技に。しっかりとこの演技をこなし44.10点を記録。上々の滑り出しを見せた。その後も3回目までの演技では平均48点を記録し、上位陣に食らいつく。しかし、異変が起きたのは4回目の演技だった。「1週間前くらいまえから苦手意識があって」と語るのは前向きで飛板に立ち、後ろに回りながら着水する形だ。この形で飛んだ4回目は25.50点と著しく低く、自身も「この4本目の失敗が痛かった」と肩を落とした。最終演目では「全てを出し切ろう」と飛板に上がり、1回転半のひねりを加えた飛び込みを見せ、この日最高の54点を記録。「落ち着いてやってきたことを出し切れた」と最終演技を振り返った。


大学入学時から右肩を痛めていた清水だったが、今年の5月に左肩を脱臼。まさに満身創痍で挑んだ今大会だった。痛みを抱えながら、開催県代表として臨んだ一戦は「応援は嬉しかった。プレッシャーもあったけど結果で返せたらと思っていました」と目を潤ませながらこれまで支えてくれた人たちへの感謝を口にした。「自分のやれることはやりました」と最後は晴れやかな表情で会場を後にした。


茨城で優勝したい

(茨城出身の大久保柊【写真:須之内海】)

成年男子高飛込決勝でひと際大きい声援を受けたのは、地元茨城県出身の大久保だ。「国体とこの後に控える全日本選手権に向けて調整をしてきた」と前々から照準を合わせ、全日本選手権前回大会王者が演技に臨む。


女子が4回の演技に対し、6回の演技を行う成年男子決勝。大久保は初回の演技を56点で終えると、2回目の演技終了時での順位を5位で折り返しの3回目の演技を迎えた。「他の人の順位はそんなに気にしてない。自分の演技に集中するタイプなので」と他の選手の演技に影響されることなく、安定した成績で順位は中盤をキープし、最終演技を迎える。5回目の演技終了時でこの日ワーストの6位となっていたが、最終回6回目の演技でこの日自身最高の78.20点を記録。最終成績は順位を一つ上げ、5位で大会を終えた。


大久保が大会前に立てた目標は「茨城の地で優勝をすること」。この日も今までの自らの競技人生を支えてくれた関係者たちが声援を送っていた。「大声援の中でやれたのは嬉しかった。自分たちを支えてくれた人たちがいてこそのこの大会なので感謝したい」と何度も口にし、終始関係者への感謝の気持ちを口にしていた。優勝に輝いたのは合計458.00点を獲得した静岡県代表・萩田拓馬(静岡ビル保善)だ。高い志を持つ大久保の今後に注目したい。


東洋大学スポーツ新聞編集部・須之内海