競泳初日、女子の大橋が2冠 萩野は200個メで敗れる

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競泳の開幕日となった14日。初日から男子の萩野公介(栃木・ブリヂストン)や女子の大橋悠依(滋賀・イトマン東進)ら世界で活躍するトップスイマーが出場。世界選手権メダリストの大橋は200㍍個人メドレーで大会新記録を出して快勝。100㍍バタフライでも優勝し、2冠を果たした。リオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野は200㍍個人メドレーで予選をトップ通過したものの、決勝では力を発揮することができず、2位と悔しい結果となった。

試合会場の外ではパブリックビューイングのスペースが設けられるなど、多くの観客が足を運び、盛り上がった。


郷土へ恩返し

 

(バタフライをする大橋悠依【写真:大西健太】)

1日で2種目に出場した大橋。予選と決勝が同日に行われる過密スケジュールに「1日4レースはあまり経験がなかった」と不安もあった。それでも、3レース目となった200㍍個人メドレー決勝では2位に2秒以上差をつける圧勝で、2分9秒00の大会新をマークした。続く4レース目の100㍍バタフライ決勝は激戦となる。レース序盤は思うようにスピードが出ず、7番手でターン。しかし、後半猛烈な追い上げを見せる。ターンから素早いドルフィンキックで一気に加速。前を泳ぐ選手を次々と抜き、最後はタッチの差で1着に。タイムは58秒46。「タイムは58秒台を出したかった」大逆転で表彰台の頂点をつかみ取った。


国体で偉大な先輩を見て後輩は育っていく。日本代表に選ばれるようになってからはあまり地元・滋賀に帰ることができていなかった大橋。しかし、今大会は滋賀のユニホームに袖を通し、郷土の代表としてレースに臨んだ。「中学1年生の頃からお世話になっている先生方がアップを見てくれて、楽しかった」と、国体の魅力である懐かしい地元の恩師や選手たちと再び戦える時間を楽しんだ。さらにこれまで自身が「上の世代の選手を見て育ってきたように、今度は自分が下の世代にいい姿を見せたい」という気持ちで大会に臨んだ。そしてつかんだ国体での2冠。実力的には、勝って当然の大会。しかし、この勝利には次世代にバトンをつないでいくという意味で、価値ある優勝だったのかもしれない。 

現実を受け止めるしかない

 

(平泳ぎをしている萩野公介【写真:大西健太】)

不振からの復活を目指す萩野は、まさかの2位。決勝ではレース後半になってもスピードが上がらず、「体が動かなかった」。タイムも1分59秒76で、目標としていた日本代表候補入りの基準記録1分59秒23もクリアできなかった。「それでも真っすぐ前を向いていく」と、ブレることはない。国体での敗戦があったからこそ、東京五輪ではメダルを取れたと言えるような、萩野の今後の活躍に期待したい。

 

筆者:明治大学~大西健太