愛知がボウリング少年女子団体で4連覇

■ボウリング(少年男子・少年女子)アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301390

10月2、3の両日、茨城国体ボウリング少年男女の部が取手市のフジ取手ボウルで開催された。3日に行われたのは、個人戦決勝と団体戦の決勝。

少年男子個人では和歌山の坂原慎平(県立和歌山北高)が、女子は愛知の水谷秋穂(県立中川商業高)が優勝。団体の男子では北海道が14年ぶり4度目の優勝、女子が個人のタイトルも取った水谷を含む愛知が制した。愛知は4年連続6度目の優勝を果たした。


国体のボウリングは予選と決勝に分かれており、少年男女では予選で6ゲーム投げたうち合計得点上位8人が決勝に進むことができる。さらに3ゲーム投げ、予選との合計得点で最終順位を決定。団体戦ではそれを2人チームとなって行う。個人では各選手の集中した姿が見られ、一方の団体では大きな声援や拍手など盛り上がった雰囲気が感じられる。「さあ一丁」など、ボウリング独特の掛け声を聞くことができるのも魅力だ。


坂原、アジア王者を寄せ付けず―個人戦

(真剣な表情で投球する少年男子の坂原)

少年男子の個人を制した、予選1位の坂原が安定した投球を見せる。連続でストライクを取ったときには、思わずガッツポーズをし、表情をゆるめる場面も。「ミスなくできたところが良かった」と、出場選手中ただ一人9ゲームすべてを200点台に乗せ、アジア大会優勝の経歴を持つ林元輝(愛知・杏和高)の猛追をかわし、合計2052点で優勝をつかみ取った。


愛知の水谷が少年女子で2冠

(少年女子で好投する愛知の水谷)

少年女子で魅せたのは予選3位で通過した水谷。「(前日行われた)団体戦前半の悪いイメージを取り返すために投げたので、本当に優勝とかは考えてなくて」と気負わずに臨んだ個人戦。優勝を決定づけたのは最終9ゲーム目。1ゲーム300点が満点だが、267点という高得点をマークした。前日から取れなかったスペアについて、「取れないくらいなら全部倒しちゃえ! くらいの勢いで、思い切った感じで投げ」、次々にストライクを決める。運も味方につけた水谷が、合計1902点で締めくくった。


各都道府県の熱い声援響く―団体戦

続いて行われた団体戦。少年男子は、今年の全日本中学ボウリング選手権大会で優勝した紺谷涼太(北海道・帯広第五中)を擁す北海道が、3932点で優勝。最終ゲームでは紺谷、能呂孔策(札幌龍谷学園高)がともに7連続ストライクを出す熱い投球に、会場は大いに盛り上がった。

女子は愛知が3623点で4連覇を達成。個人でも優勝した水谷は「個人より団体をメインに考えていた」と、プレッシャーのかかる中、2位の東京都とわずか8点差の激しい戦いを制した。


地元・茨城勢も奮闘

(ストライクが決まり、ハイタッチをする茨城チーム)

少年男子では佐藤優輝(土浦湖北高)と多喜乃康聖(取手松陽高)が出場。地元の応援も味方につけ、前日の予選前半終了時点で決勝通過圏内の5位で折り返す。しかし波にうまく乗りきれず、13位で予選を終え、決勝には進めず。多喜乃は「いろんな人に応援してもらって、恩返しできるように良い成績を残したかったんですけど、できなかったです」と声を詰まらせたが、「自分としては悔いがない」と振り返った。

女子は坂野ニイナ(県立岩井高)と椿心碧(土浦第二中)の中高生ペアで臨んだが、力及ばず16位に終わり、予選で姿を消した。

各都道府県を代表するというプレッシャーを感じながらも、力を出し切った選手たちだった。


記事:早稲田大学 朝岡里奈、写真:朝岡里奈、明治大学 大西健太