ボウリングの魅力はシンプルさと緻密さー全日本ボウリング協会

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(インタビューに応じる全日本ボウリング協会広報の宮内久美子さん)

10月3日から取手市のフジ取手ボウルで決勝が始まったボウリング。競技としてのボウリングの奥深さや国体への思いについて、全日本ボウリング協会広報の宮内久美子さんに話を聞いた。

 

シンプルな競技

「誰でも手軽に参加でき、ボールを投げてピンを倒すというシンプルな競技。やってみれば面白さがわかり、うまくいくとボールがピンを弾くいい音がする。うまくいかないと、なんでこんなに簡単なのに…と感情の起伏を楽しめるのもボウリングの魅力」と宮内さんは言う。

ボウリングは、ボールを投げるレーン上に複雑にオイルが塗られている。このオイルによってボールの動きが大きく変わるため、選手たちはボールの軌道を読みながら投球する。国体の場合、オイルパターン(オイルの塗布量や塗布ゾーン)は事前に公表されており、選手はそれを踏まえて攻め方を考えているという。また、上級者になると試合中、他の選手が使った軌道を見て自分の投球に反映させている。常に、計算し、イメージをしながら行う緻密な競技だ。宮内さんは「技の引き出しが多く、自分でコントロールできる適応力がある選手が強い」と教えてくれた。

 

スポーツとしてのボウリング

国体は各都道府県の予選を勝ち抜いた選手によって争われる。少年の部は2人、成年の部は2人と4人でチームを構成する。自分の思い描いた投球を再現する集中力が必要な個人戦と対照的に、団体戦は感情を表に出し、チームメートを応援するにぎやかな雰囲気が特徴。「観客には選手のボールの投げ方を見てほしい。人それぞれ全然違う。自分がボウリングをやるときに投げ方の選択肢がいろいろあるというのを知ってもらうきっかけになれば」と宮内さん。

また、「ボウリングがスポーツとして認められたい、スポーツとしての面白さをわかってもらいたいというところから始まり、平成になるころに国体の種目に選ばれた(第42回大会初開催)。選手にとって技術、体作りなどのモチベーションになったのが間違いなく国体であり、ステータスでもある。各都道府県の代表、他競技の有名選手との入場行進、ユニフォームを着ることなどを経験すればプライドにもなる」と国体への思いを語ってくれた。

 

幅広い世代が活躍

競技を始める年齢は低年齢化してきているというが、茨城国体には、今年9月に米ネバダ州のラスベガスで行われた世界シニアボウリング選手権大会(米ネバダ州ラスベガス)女子シングルスで金メダルを獲得した吉田由美子選手(59)も埼玉県代表として出場するなど、選手の年齢層は幅広い。宮内さんは選手に向けて「国体にたどり着くまで長い時間を費やしてきた思いや努力の成果を本番に思い切りぶつけてほしい」と激励の言葉を贈った。

(国体に向けたボウリングのポスター)

 

筆者:早稲田大学 山崎航平・東洋大学 小林夏実