バレーボール少年男女は京都と東京が優勝

■バレーボール(少年女子)アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301437


10月5日にひたちなか市の松戸体育館で少年男子が、結城市のかなくぼ総合体育館で少年女子が実施された。

ホームの雰囲気を作り出した京都

(東山高校エースの高橋藍)

少年男子3位決定戦の長野対宮崎は午前9時半と朝早い時間に開始されたにもかかわらず、会場は満員になり、外の休憩所に設置されたモニターにも多くの観客が集まった。今年のインターハイを制した松本国際高校のメンバーを中心とする長野が宮崎相手に意地を見せ、3-0のストレート勝ちを収めた。

その長野をフルセットの末に下した東京と京都が決勝でぶつかった。互いに今年のインターハイに出場した高校のメンバーを中心に結成されたチーム。勝負を分けたのは応援の力だった。

公式練習のときから京都の応援の太鼓が鳴り響き、会場の空気を支配した。そして始まった第1セット。相手の応援にのまれたのか東京都の選手のサーブレシーブがうまくセッターのもとに渡らない。東京は今年のU19世界選手権の日本代表に選出されているセッターの森居史和(駿台学園高校)が何とかつなぐものの、京都府のブロックはしっかりと的を絞って2枚以上のブロックを揃えてブロックポイントを取り、また、リベロがスパイクレシーブしやすいボールを打たせることでボールをつなぎ得点を重ねていった。京都がつかんだ流れを離さず25-19で第1セットを取った。

 続く第2セット。東京はサーブレシーブこそセッターにきれいにわたり始めたものの、京都のリベロ荒木琢真(東山高校)やキャプテンでエースの高橋藍(東山高校)が相手スパイクをレシーブし、ボールをつなぐ。つながれたボールは高橋が自らスパイクを決める展開に。「勝つためには自分が決めるしかない」と試合後にコメントした高橋。エースの矜持をしっかり見せつけた。

迎えた第3セット、今度は京都にミスが出る。中盤以降サーブレシーブのミスやスパイクがアウトになるミスが続く。ここで盛り上がりを見せたのは東京の応援団だった。生徒が中心の京都の応援団に対して保護者が中心の東京の応援団。京都の応援団が鳴らす太鼓の音に負けない大きな声援で後押しし、ジュースにもつれ込んだ第3セットを東京都が27-25で制した。これでセットカウント京都の2-1となった。東京が流れを持っていくと思われたが、高橋劇場が始まった。

第4セットは、7連続得点するなどリズムをつかんだ京都。高橋はサーブで相手レシーブを乱し、返ってきたチャンスボールを自らバックアタックで決めるなど、大暴れ。応援団も一番の盛り上がりを見せた。「もったいないミスをしているうちはセットを取れない」と語った高橋。大声援の中、大量リードにも油断せず第4セットを25-15で奪い、2年連続3度目の優勝を遂げた。

「トレーニングの成果で後半疲れが(足に)来なかった」と豊田充浩監督(東山高校)が振り返った通り、京都の選手たちは自分たちのプレーを最後までやり遂げた。高橋は「これから追いかけられる立場になるが、春高バレーでも完全に優勝したい」と今後への抱負を語った。

 少年女子は3位決定戦で岡山が鹿児島にストレート勝ち。決勝は東京が大分と対戦。大分は東九州龍谷高、東京は下北沢成徳高のメンバーで構成された。春高バレーの前哨戦ともいえる戦いは、東京が3-1で大分を下し、2年連続7度目の優勝。


食のひたちなか

会場では、無料でつみれ汁と貝飯がふるまわれた。また、全国放送のテレビで紹介された那珂湊焼きそばも販売された。多くの人々が地元の名産を味わおうと列をなした。また、他の会場と同じように飲み物が無料で配られた。

 ワールドカップバレーと同時期に実施されたバレーボール少年男女。今年ワールドカップバレーで大活躍した石川真佑も昨年の国体で優勝している。日本代表選手も活躍してきた国体のバレーボール競技。今年の出場選手からも日本代表が輩出されるだろう。


筆者:早稲田大学 菊池廉