W杯戦士・長内美和子が茨城を3位に導くーバレーボール成年女子(成年女子)

■バレーボール(成年女子)アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301379


 10月2日に開幕をしたバレーボール競技。最終日となる5日は3位決定戦と決勝戦が行われた。3位決定戦には地元茨城県が出場。茨城県はひたちなか市を本拠地とする女子V1の日立リヴァーレが代表チームで、先月行われたワールドカップバレーの日本代表である佐藤美弥と長内美和子が所属するチームだ。また決勝戦を戦った滋賀県はV1の東レアローズ、佐賀県は久光製薬スプリングスが代表チームになっているように、バレーボールは各都道府県を本境地とするチームがそのまま県の代表とする出場するケースが多いのが特徴だ。


長内が躍動

(強烈なスパイクを放つ長内)

 9月のW杯の熱戦も冷めぬまま、迎えた今国体。日本代表に選ばれた選手のほとんどが出場をしない中、茨城(日立)代表の佐藤美弥と長内美和子はメンバー登録。「リーグ戦もあるので、早くチームに合流して、実践を重ねて慣れたい」(長内)と、長内は3位決定戦にも出場した。その長内は「疲労はあった」と語るが、それを感じさせないキレのあるプレーを披露。サーブで狙われて崩される場面もあったが、持ち前の力強いスパイクで得点を重ねた。長内の活躍もあり、茨城は大阪(パナソニック)にストレート勝ち。見事に3位を勝ち取った。


日立の本拠地近隣ということもあり、ひたちなか市総合運動公園総合体育館には多くの観客が詰め掛けた。「たくさんの応援で盛り上げやすく、流れもきやすかった」(長内)と、会場が選手たちを後押し。長内にとっては「全日本の時も帰ってきたいと思えるような第2の家のような場所」だという茨城県。優勝こそ叶わなかったが、地元ファンの前で価値ある銅メダルを獲得した。

(成年女子で3位に輝いた茨城チーム)


大逆転で滋賀が優勝

 成年女子の決勝は滋賀(東レ)と佐賀(久光製薬)の対戦。立ち上がりから佐賀は強力なフローターサーブを武器に滋賀を圧倒し、2セットを連取する。それでも滋賀は第3セット以降、サーブレシーブを立て直して反撃に転じ、逆に2セットを奪い返す。迎えた最終第5セットは一進一退の攻防に。8-8の場面、滋賀の中田紫乃がレフトから強烈なスパイクを決めて勝ち越しに成功。続く関菜々巳のサーブから相手のミスを誘いブレイクを奪った。さらにタイムアウトを挟んで1点を獲得、一気に3連続得点を奪って試合を決定付けた。結局終盤で高い集中力を見せた滋賀が15―11で第5セットを奪取。セットカウント3―2で滋賀が佐賀を破り、8年ぶり3度目の優勝を果たした。


筆者:明治大学 大西健太