47都道府県の頂点は –ビーチバレーボール(少年 男子・女子)

バレーボール(ビーチバレー 少年男子)3位決定戦、決勝戦アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301377

バレーボール(ビーチバレー 少年女子)3位決定戦、決勝戦アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301378


大洗サンビーチ特設会場を舞台に、4日間に渡る激戦が繰り広げられたビーチバレー。ビーチバレーは、1セット21点先取の3セットマッチで行われる(3セット目は15点先取)。風や雨などの気象条件を考慮し、両チーム合計で7点を取るごとに、コートチェンジが行われることが特徴だ。今大会は、初めて全都道府県が競技に参加した歴史的な大会であった。

準決勝、決勝が行われた16日は、朝から降り続いた雨と強風が選手を苦しめた。その悪条件にも負けず、選手たちは懸命なプレーを見せ、観客を大いに沸かせた。少年男子は、池城浩太朗・仲村英治ペア(沖縄県)、少年女子は、衣笠乃愛・菊地真結ペア(東京都)が見事に優勝を果たした。また、少年男子では、地元・茨城県の舟木亮太・齊藤真輝ペアが3位に入った。


沖縄県、ミスの少なさ光る

(沖村の強烈なスパイクが決まる【写真:杉崎智哉】)

少年男子の決勝は、池城・仲村ペア(沖縄県)と藤原健斗・江隅孝太ペア(島根県)の対戦となった。夏の全国高校総体(インターハイ)の敗退後に、初めてビーチバレーに取り組んだという池城・仲村ペア。決勝では、「初戦から結構崩せていた」(池城)というサーブと、「インドアの時から、二人とも得意」(仲村)というレシーブで、試合の主導権を握り、藤原・江隅ペアからリードを奪う。一時は14-12と2点差まで詰め寄られるが、そこから7連続得点を奪い、第1セットを21-12で先取した。続く第2セットは、序盤から競った展開になった。その中でも、相手コートの空いているスペースを冷静に見極めた攻めと、安定したとトスとレシーブを武器に池城・仲村ペアは点差を広げていく。試合全体を通じて、ミスが少ない安定したバレーが印象的だった。そして迎えたマッチポイント。仲村の強烈なスパイクが相手コートに突き刺さり、池城・仲村ペアの優勝が決まった。予選から1セットも落とさない完勝だった。

インターハイでは、初戦敗退に終わった西原高校の池城・仲村ペア。「レシーブやボールへの食らいつきはインドアに通ずる部分がたくさんあった」(池城)と、二人はビーチバレーで貴重な経験を積んだようだ。次なる目標は、1月に開催される全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)だ。「日本一になったこの気持ちをインドアでもまた味わえるように」(仲村)と、春高バレーでも全国優勝を目指す。


茨城県、地元の応援を背に3位

少年男子の3位決定戦には、地元・茨城県の舟木・斉藤ペアが登場。生田光・託間悠ペア(愛知県)と対戦した。会場は地元の中高生や年配の方々を中心に満員に膨れ上がり、舟木・齊藤ペアを後押しした。舟木・齊藤ペアが点を取るごとに、大歓声が上がり、点を取られても、選手を励ます声が会場の至る所から聞かれた。地元の大声援を受けた茨城県は、舟木の強烈なサーブを中心に得点を重ね、21-10、21-9で2セットを先取し、見事に3位を勝ち取った。


絶えず笑顔の東京が優勝

(強風の中、正確なレシーブを繰り返した【写真:杉崎智哉】)

 少年女子の決勝戦は、衣笠・菊池ペア(東京都)と中島瑠那・中野 康羽ペア(京都府)の対戦となった。第1セットは、序盤点を取り合う展開が続いたが、

「サーブによって、連続得点が稼げたのが大きかった」(菊地)と語るように、東京が徐々に点差を広げ、第1セットを21-16と先取。試合を通じて、声を掛け合い、勝利への気迫を見せていた京都ペアであったが、続く第2セットも21-14で東京が奪い、国体初の47都道府県が参加したビーチバレーボール(少年女子)を制した。

 優勝後のインタビューでは「楽しむプレーと笑顔を心かけた。日本一になれて嬉しい」(菊地)と満点の笑顔で答えた。

 8月に行われたマドンナカップで優勝を遂げた東京が、その強さを遺憾なく発揮した。


選手たちの華やかな活躍を支えたのは、大勢の大会スタッフであった。コートの設営は、県内のバレーボール部の高校生を中心に行われていた。その数は数百人規模に及んだ。特に準決勝、決勝の行われたこの日は、悪天候のため、準備がより大変だったことだろう。「選手たちの力だけでは大会が成り立たない」ということを改めて感じさせられる一幕であった。