ライトヘビー級で茨城の鬼倉が優勝ーボクシング

■ボクシング チャンネルページURL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/channel.html?ch=120071


10月7日に水戸市北部に隣接する城里町でボクシングの決勝が行われた。会場となった県立水戸桜ノ牧高校常北校体育館には、雨天の中、決勝を生で観戦しようと多くの観客が足を運んだ。


国体ボクシングは、成年男女が3分3ラウンド、少年男女は2分3ラウンドで行われ、ラウンドの間には1分間のインターバル(休憩)がある。競技者は赤または青の自分のコーナー色のグローブおよびヘッドガードを使用する。成年男子ではヘッドガードを使用しない。採点はラウンドごとに赤か青どちらの選手が優れているかを判断し、優れていると判断された方に必ず10ポイントが与えられる方式。採点基準となるのは「ターゲットエリアへの質の高い打撃の数」「技術や戦術の優勢を伴って競技を支配していること」「積極性」の3つとなっている。


階級上げて挑んだ鬼倉

(成年男子ライトヘビー級で互角の戦いを見せた梅村錬=左=と鬼倉龍大)


成年男子のライトヘビー級決勝は、青コーナーの茨城・鬼倉龍大(茨城県ボクシング連盟)と岩手・梅村錬(拓殖大学)の対戦となった。地元茨城の選手が出場する決勝だけに、選手入場から会場は歓声に包まれ盛り上がった。

1ラウンドでは、両者ともに激しい攻防を繰り広げる。2ラウンドでは、梅村の積極的な攻撃に対し、鬼倉がうまく避けた。インターバルに入ると客席からは鬼倉を応援するコールがあがった。地元の声援を受けた鬼倉は、最終3ラウンド開始後、相手との距離をうまく保ちながら攻めた。梅村も攻撃に出るが、鬼倉の冷静な守りでなかなかポイントにつながらない。3ラウンド終了のゴングが鳴ると、鬼倉は優勝を確信し、笑顔でガッツポーズを見せた。

茨城はライト級でも金中竜児(八千代町役場)が準優勝した。

(地元茨城の観客と優勝を喜ぶ鬼倉龍大=中央)

試合終了後のインタビューで、鬼倉は「地元の方からたくさんの応援がある支えられた環境で試合ができたこと、観客の皆さんが喜んでくれたことが何より嬉しい」と優勝の喜びを語った。

さらに「最近の2、3年間は国体のために頑張ってきたので、嬉しさもあるが安心もでかい」と結果を出せてほっとした様子だった。鬼倉は階級を上げてから初の公式戦での優勝となった。階級を上げて初めて挑んだ試合では、体重を無理に増量してしまい体力が持たなかったという。その時の反省を今回に活かした。また、鬼倉は今回の決勝で、国体のために練習したジャブで成果を出すことができ、「1ラウンド後半から優勝に確信が持てた」と語った。優勝の波に乗って、11月に行われる全日本ボクシング選手権大会や来年のオリンピック大会での活躍につなげてもらいたい。


記事・写真:常磐大学 立原遥