努力が実った瞬間ーなぎなた(少年女子 演技競技)

■なぎなた(少年女子 演技競技)アーカイブ動画:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301353 


常陸大宮市にある西部総合運動公園体育館で行われたなぎなた少年女子。なぎなたは「試合」と「演技」2種目があり、地元茨城は「演技」種目で並みいる強豪を撃破して、見事優勝を果たした。

 

地元の声援を力に変えて

 

(演技に向けて集中力を高める橋本・茨城)

全日本なぎなた連盟のしかけ応じ8本の中から定められた3本を、2人1組の演技者によって行い、技の優劣を競う「演技」種目。茨城代表からは茨城県立水戸第二高校で練習を共にする久保リビア明日香と橋本瑠季が出場した。しかし、今年度2人は関東大会3位、インターハイ出場も逃し、全国大会での演技経験がなかった。「全国レベルがわからない」(橋本)と、初めて経験する全国の舞台に不安を抱いていた。その不安からか「緊張があった」(橋本)と、1回戦は体に力が入ってしまう。それでも1回戦は兵庫県に5―0で勝利を収めた。

1回戦茨城が勝利すると、会場は大歓声に包まれる。「これで緊張が取れた」(橋本)と、2回戦以降は息のあった完璧な演技を披露。地元茨城からの応援を力に変えて一気に、決勝戦まで駒を進めた。

 

誰よりも努力をした

 

(演技で優勝を果たした久保と橋本・茨城)

決勝戦の相手は鹿児島県。決勝戦まで勝ち上がってきた強敵相手にも「ここまで来たら優勝できると思っていた」(久保)と、自信を持って試合に臨んだ。結果は5―0で圧勝、1回戦から決勝戦まで全試合のスコアが5―0と、圧倒的な力を見せつけた。

この自信と実力の裏には、他には負けない努力があった。1年次に演技のペアを組んでいた久保と橋本。一時はペアを解消した時期もあったが、「何とか結果を残したい」(久保)と今年度から再びペアを組み始めた。そして今年度はこれまであまり行ってこなかった演技の練習に精力的に取り組んだ。1週間のうち水曜日は1時間、木曜日は2時間半しっかり先生の指導を受け、土日も時間をつくっては演技の練習に勤しんだ。また遠征先でも演技を披露し、他の先生にアドバイスを求めた。「日本一努力してきた自信がある」(久保)。誰よりも稽古を積んできた自信が、日本一を手繰り寄せた。

 

なぎなたの魅力とは

 「なぎなたは高校から始める人も多く、稽古した分が結果につながる」と、久保はなぎなたの魅力を語る。高校からなぎなた競技を始めた久保と橋本。まさに2人がこの国体でなぎなたの魅力を証明してみせた。橋本はリズムなぎなたというリズムに合わせて踊るなぎなたに憧れて、なぎなたを始めたという。高校からでも気軽に始められ、そして努力次第では日本一も手にすることができるなぎなた。まだまだ競技人口は少ない競技だが、なぎなたにはたくさんの魅力が詰まっている。