弓道、静寂の中での激しい戦い(少年男女遠的)

■弓道 チャンネルページURL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/channel.html?ch=120068


弓道とは

 弓道には2種類の種目がある。近的と遠的だ。今回の国体では3人1チームの団体戦を行い、1人につき4射で3人の合計で12射する。2種目の違いは、距離の遠さや的の大きさ、得点方法にある。

 近的は、28メートル先の直径36センチの的を狙う。的に当たればどの部分に当たっても良い的中制で、より多く当たった方の勝利となる。

 遠的は、60メートル先にある直径100センの的を狙う。的の中心ほど得点が高くなる得点制で、より多くの点数を獲得できたほうの勝利だ。今回は少年男女の遠的の試合についてリポートする。


弓道の風景

 弓道の少年男女・遠的は、10月5日に水戸市の堀原運動公園武道館弓道場で試合が行われた。暑い日差しの中、選手たちは狙う的に集中し、しばらく静かな時間が続く。矢を的に当てるまでの動作は8つ。足踏み・胴作り・弓構え・打起し・引分け・会・離れ・残心。非常にゆっくりと流れるように矢を放つ。次いで、矢が的に当たる音が鳴ると、会場は「よし!」と短く大きな歓声があがった。

(少年男子の遠的決勝、山口対東京)


少年女子は鹿児島、男子は山口が優勝

少年女子の遠的決勝は鹿児島と群馬だ。両チーム同じような点数を重ね、最後まで勝敗のわからない試合。しかし、群馬最後の1射が的の7ポイント枠にとどまり、53―52で鹿児島が2年連続4度目の優勝を決めた。

 少年男子の決勝トーナメントでは、山口が高い得点を出し続け、他を圧倒していた。山口県は準決勝の鹿児島戦でも安定して的に当て続け、67―50で山口が決勝へ進出。決勝でも山口は、東京を相手に高得点を出し続け、75―54の大差で優勝に輝いた。

 開催県の茨城は、少年男子で6位に入る健闘を見せた。

(表彰式終了後、入賞した関東圏の選手たちが写真に収まる)


会場に来た水戸黄門

 弓道の試合会場となった堀原運動公園武道館弓道場に、水戸黄門一行が訪れた。写真撮影をする際には印籠を持たせてくれる。こういった突然のイベントも茨城国体の魅力だ。

(立ち話をする水戸黄門一行)


記事・写真 常磐大学 茅根伶