準優勝の茨城・三井-レスリング・グレコローマン

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上半身で戦うグレコローマンスタイル

レスリングの中で、グレコローマンスタイルは上半身の攻防に限定されたものだ。下半身への攻撃や足を使った攻撃・防御は反則となる。試合は1ピリオド3分を2回行い、相手をフォールする(両肩をマットに1秒間つける)と勝利になる。それ以外にも、技を決めるごとに得るポイントの合計が相手に8ポイント以上差をつけるとテクニカフォール勝ちとなり、試合時間内で決着しない場合はポイントが多い方の勝利となる。

 

10月1日に水戸市アダストリアみとアリーナで行われたレスリングのグレコローマンスタイル成年・少年男子。少年男子60kg級の決勝では、地元茨城の三井潤(鹿島学園高校)が香川の竹下航生(高松北高校)と対戦した。結果は1分47秒、ポイント0―9でテクニカルフォール負け。竹下に優勝をさらわれたが、厳しい練習を続けてきたこの1年、三井にとっての茨城国体を振り返った。

 

【決勝戦で激しく組み合う竹下(香川、左)と三井(茨城)】

 

ずっと意識してきた茨城国体

三井が茨城国体を意識するようになったのは、中学2年の時。地元での国体が決まり、自分が高校3年時に中心選手になれると聞いてからだった。当時は結果をあまり出せなかったというが、「焦りはあったが、コーチたちを信じて、きつい練習に取り組んだ」という。茨城国体に向けた本格的な練習に取り組んだのは、昨年の福井国体が終わってから。合宿が増え、国体の代表選手に決まってからは特別メニューの練習もこなした。「特にスタミナで勝つスタイルを意識し、とにかく練習量を大事にした」と振り返る。この1年できつかったと感じたのは、けがでしばらく練習できない日々が続いた時。練習量を大事にしている自分にとって、不安な時間だったという。

 

多くの人に支えられて

優勝は成らなかった三井だが、今大会で印象に残ったのは準決勝だという。相手は2017年の愛媛国体で負けている和歌山の谷口虎徹(和歌山北高校)。試合は実力拮抗で接戦となったが、ポイント2-1の小差で勝利を収めた。三井は「準決勝で勝ったとき、大きな声援が上がったのを聞いて、すごく応援されているのを感じた。周りの人も色々サポートしてくれた。多くの人に支えられて勝ち上がれたと思う」と周囲に感謝する。竹下との決勝では、腕取りタックルや胴タックルが決まらず、ポイントを奪えないまま終わった。「勝てるチャンスは少なかったが、何とか一矢報いて勝ってやろうという気持ちで戦った」と三井。準優勝とう結果については、「地元国体でしっかりポイントを取れていたのでよかった」と決勝まで勝ち上がった喜びを表した。

 

写真・記事:常磐大学 茅根 伶

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