世界で戦うスーパー高校生が登場 ―体操(少年男子女子)

■体操(少年男子・少年女子)アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301442


成年男子が地元・茨城で金メダル第一号となって迎えた翌日の少年の部。高校3年生ながら、世界選手権代表を勝ち取った橋本大輝(千葉)を筆頭に、ユース五輪でメダル経験のある北園丈琉(大阪)など、実力ある選手たちが数多く出場。成年に負けない華麗な演技で会場を魅了した。少年男子は332.60点の千葉県が、少年女子は218.650点で埼玉県がそれぞれ優勝を果たした。


お互いに刺激し合えるのが国体

国体は選手の実力関係なく、同じ土俵で戦えるのが特徴だ。「県のために集まったドリームチームが国体」と日本体操協会広報の明名亜希子氏は語る。日の丸を背負うスーパー高校生の橋本から、中学生など出場する選手の幅は広い。世界レベルの選手のプレーを見て、地元の選手は良い部分を吸収する。またトップレベルの選手は普段あまり一緒に競技をすることのない選手と触れ合うことで、体操が楽しくて好きだった頃の初心の気持ちを思い出すのだ。「同世代の仲間ライバルたちとお互いを刺激し合える」(明名氏)。まさに国体の魅力であり、体操はその魅力を体現してみせた。


地元の人たちの声援を力に変えて

県ぐるみでの選手強化が実った。これまでの国体では予選通過も厳しかった茨城の体操。しかし、茨城国体開催をきっかけに強化に取り組み始める。今までなかった合宿を組み、新たな指導者も招集して、茨城の体操全体の強化に測ってきた。その甲斐もあって、今大会では少年男子は予選を突破。成年男子は今国体で地元茨城第一号となる金メダルを獲得した。


会場の声援が地元・茨城選手を後押した。躍進を遂げた茨城選手を支えていたのが、地元からの大きな声援だ。茨城選手が競技を始めると、ひときわ大きな歓声が上がる。「オリンピック並みの声援大きな歓声で励みになっている」と、明名氏も驚くほど。地元からの声援は確かに選手たちの力になっていた。


多くの地元住民が会場に足を運んだ茨城国体。「体操は野球サッカーと違って、すぐには取り組めないが、それでも学校の体育会のマット運動などの発展系」(明名氏)と私たちに親しみがある競技だ。大いに盛り上がった体操競技。多くの地元住民がこれまで親しみのなかった体操競技に触れる機会となったはずだ。国体が正式に開幕すると、多くの競技が実施される。ぜひ今まで観戦経験のない競技会場に行き、新しい競技に触れてもらいたい。


筆者:明治大学 大西健太

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