地元・茨城がアベック表彰台―体操成年男女

■体操(成年男子・成年女子)アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301440


会期前実施となった体操は14日、日立市池の川さくらアリーナで成年男女の団体決勝が行われた。会場には大勢の観客が詰めかけ、午後には立ち見が出るほどの盛況を見せた。成年男子では、リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルの山室光史(コナミスポーツクラブ下館)らを擁する茨城が2位に5点以上の差をつけ優勝。女子では兵庫が接戦を制し、地元・茨城が3位に。男女とも表彰台に上がり、満員の会場は大いに沸いた。

 

女子は兵庫が優勝

(左から埼玉県、兵庫県、茨城県代表選手【写真:倉持七海】)

団体戦は各都道府県5人1組となり、各種目(男子6種目、女子4種目)の点数上位4人の合計点で争われる。

 

午前中に行われた成年女子1班では、小池亜優(日体大)が跳馬で全体1位の高得点をマークするなど、埼玉が安定感のある演技でトップに立った。中路紫帆(日体大)は全4種目で13点台後半をマークした。1班で2位につけたのは茨城。リオ五輪代表の内山由綺(早大)らが着実に点数を積み上げ、最終種目の跳馬の演技後には涙も見せた。

 

前回大会2位の兵庫は2班で登場。段違い平行棒で河崎真理菜、安井若菜(ともに武庫川女大)の2選手が14点台をマークするなど高レベルの演技を披露し、4種目合計215.100で逆転優勝。214.650の埼玉は惜しくも2位に終わった。3位には207.450で開催県の茨城が入った。

男子の茨城、高得点を連発

鉄棒で高難度の技を決める宮地秀亨【写真:倉持七海】

成年男子は1班終了時点で大阪と千葉が同点でトップに立った。大阪は松見一希(仙台大)がゆかで難度の高い技を次々と決め、全体1位の14.800をマーク。千葉は中川将径(順天堂大)が総合で全体3位となる安定感のある演技を見せるなど、大阪と同得点となる329.7500で演技を終えた。

 

地元・茨城は午後の2班で満を持して登場。佐藤巧(徳洲会)も「思っていたよりも盛り上がっていた」と話したように、会場も一段と盛り上がりを見せた。その茨城は序盤から高得点を出す。4種目でトップバッターを務め、今大会が競技人生最後の試合だった中嶋洋介(茗溪学園中学校高等学校職)は気迫のこもった演技を見せ、何度も観客席に向け大きなガッツポーズ。リオ五輪金メダリストの山室はやや精彩を欠く場面も見受けられたものの、跳馬では唯一の15点台をマークするなど、実力を発揮した。圧巻だったのは最終種目となった鉄棒。スペシャリストともいわれ、自身の名前が付く技も持つ宮地秀亨(茨城県競技力向上対策本部)が高難度の離れ技を次々と成功させ、着地も決めると、点数は驚異の15.650。前回茨城で開催された第45回大会以来となる優勝を決定づけたこの演技に、観客からは大きな拍手、歓声と「宮地」コールが起こった。

 

茨城県が合計得点336.700で優勝を飾り、前回大会優勝の福井が331.600で2位、大阪と千葉が同点で3位を分けた。山室は試合後、「自分自身およそ10年ぶりの国体だったが、ただただ楽しく演技できた」と話した。

 

筆者:早稲田大学 山崎航平

Page Top