国体初開催 ートランポリン

■体操(トランポリン 女子・男子)アーカイブ動画URL:https://japangamestv.japan-sports.or.jp/broadcast.html?br=301301


国体では史上初の開催となるトランポリン。会場の江戸崎総合運動公園体育館には、開場前から観客が列を作り、大きな盛り上がりを見せた。

トランポリンは、フレームに張られたベッドの上で計10回の跳躍を行い、その高さや演技の美しさなどを採点し、順位を決定する。

1回でもベットの外のマットに着地してしまうとその時点で演技は終了となり、大幅に減点される。

絶対に失敗できない緊張感の中行われるダイナミックかつ美しい跳躍がいちばんの見どころだ。


予選1位通過の千葉県・宇山芽紅が国体最初の女王に

予選を勝ち抜いた12名で行われた女子決勝は、暫定1位が目まぐるしく入れ替わる混戦模様に。

10番目に登場した神奈川・佐竹玲奈が、ベッドの中心を逃さない完璧な演技を見せ、55.695点を叩き出しトップに立つ。

その余韻が残る中、続く茨城・高木裕美が地元の大声援を受けこちらもほぼ完璧な演技を見せる。地元勢優勝の期待が高まったが、佐竹に0.525点及ばず暫定2位となった。

高木に続き全体最後に登場したのは、予選を1位で通過した千葉・宇山芽紅。前の2人が完璧な演技を見せたが

「何も気にしない、自分の演技をする」

と冷静だった。演技を終え着地した瞬間、思わずガッツポーズ。佐竹を上回る56.450を記録し、国体最初の女王となった。


男子は石川・上野隼輔が優勝

(優勝した宇山芽紅と上野隼輔は笑顔がこぼれた。)

女子決勝後に行われた男子決勝も、暫定1位が次々と更新されるハイレベルな戦いになった。

抜け出したのは、石川・上野隼輔。59.365点を記録し、2位に2.44点差をつけトップに立つ。

上野が1位をキープしたまま、11番目に出場者唯一のオリンピアン、東京・棟朝銀河が登場。序盤、完璧な棟朝の演技に会場はざわめくが、

「攻めきることが出来なかった」

と7回目の跳躍で着地を失敗してしまう。

この時点で優勝争いは上野と12番目に登場する地元茨城・石川和に絞られた。

最後に登場した石川は地元の大声援を力に変え、10回の跳躍を終えるが1位の上野に僅かに及ばず。0.845点差で2位となった。

国体最初のトランポリンで王者となった上野。試合後のインタビューでは「楽しく跳べた」と笑顔が弾けた


演技前の選手に対して観客から「頑張れ!」と大きな声援が飛ぶ。そのエールに後押しされるように、各選手が初めての国体の舞台で華麗に宙を舞った。


筆者:駒澤大学 塩野遥寿

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